Vajraとは

Vajraとは

 

Vajra バジュラとは

このジグで釣りたい。そう思える他にはないジグを目指して開発を開始した。25年以上のジギングの経験をベースに、3年以上の開発・テスト期間を得てようやく納得のいく1本に仕上がった。

 当初はサクラマスをメインターゲットとして想定していたが、全国のテスターの協力を得て、この基本形状が、ありとあらゆる魚種に対して極めて高いポテンシャルを持つことが分かってきた。

 青物、ヒラメ、マダイ、タチウオ、トレバリー、ハタ系、アカムツ、その他根魚等、北から南までの多種多様な魚種に実績が上がっている。微修正を繰り返すことで、アングラーの意図を確実に反映でき、多彩なアクションが1本で表現可能な絶妙なバランスを発見した。上下キール形状の水噛みによる波動と、側面フラット形状による超フラッシングが肝である。刻々と変化するフィールドの状況に、巻き方を変えることで素早く対応できる。

 高価なタングステン製ジグが優位な場面でも操作次第で遜色のない釣果を上げられ、時にテンヤ等の餌釣り勢をも打ち負かす。鰯を食っていないマダイが相手であっても、タイラバに引けを足らない釣果を上げられることも確認した。アングラーの技量に応じて凄まじい威力を発揮するジグである。

 早巻、ワンピッチやスロージギング等、様々な入力に素直に反応し、フォールでは激しくヒラを打つ。大きくしゃくりを入れながらネチネチとゆっくり巻くのが効果的な場合もあれば、ハイスピードのただ巻きから一瞬のポーズを入れると良い場合もある。自由な発想で、あらゆるコンビネーションを試してみるとよい。その日その時のターゲットごとのパターンを見つける面白さを味わってもらえるであろう。

 リグを工夫してみるのも面白い。基本のスイミングやフォール姿勢がしっかりしているため、様々な装着物を付けても優位性を保つことができる。海況や対象魚によっては、化けやフラッシャー付きのアシストフック、タコベイト、スカート等を付けてみると相乗効果を発揮する場合がある。Highレスポンスなジグであるが、テールに抵抗が大きめの装着物を付けることで、敢えてLowレスポンスに振ることもできる。エビングにも使えるだろう。

 1本で様々な使い方ができるので、荷物を極力減らしたい遠征にもお勧めできる。

 このジグには無限の可能性がある。あなたならではの自由は発想で、独自の使い方を発見してほしい!

 モチーフの金剛薩埵(こんごうさった)は、迷者凡夫、すなわち人類の総体とされる密教における重要仏である。金剛薩埵などの仏が持つ破魔の武具が金剛杵(こんごうしょ)であり、本ジグの名はサンスクリット語由来の発音で、ヴァジュラ、バジュラまたはバサラと発音する。

 もう迷う必要はない。このジグだけでいい。すべての迷える釣り人を救う唯一無二のリーサルウェポン、ついに誕生!


実績ターゲット(プロトタイプ含む)[記録ページへ]
サクラマス、マダラ、マダイ、ヒラメ、タチウオ、シーバス(スズキ族)、サワラ/サゴシ、カンパチ/ショゴ、ブリ族、ヒラマサ、カツオ(本ガツオ)、スマ、クロマグロ/メジ、キハダマグロ/キメジ、クエ(アラ)、オオモンハタ、スジアラ(アカジン)、アカハタ、キジハタ(アコウ)、キツネフエフキ(ウムナガー)、アカムツ、アラなど

※ 金剛薩埵(こんごうさった)--- 梵名バジュラ・サットバ --- 真言密教における最高神・大日如来から教えを受けた相承の血脈で第二祖と位置付けられる仏神で、迷者凡夫すなわち全人類の総体とみなされている。そのルーツは釈尊に付き従って守護に当たった鬼神であり、ギリシアのヘラクレスに原型があると考えられている。

金剛薩埵の種字(アク)
金剛界真言(大印):オン・バサラ・サトバ・アク
バジュラ(またはバサラ、伐折羅)とは金剛薩埵が持つ武具である金剛または金剛杵のことであり、独鈷杵、三鈷杵、五鈷杵といった種類がある。その起源はインドラ神が駆使して阿修羅を倒したとされる武具の一種である。
--- 密教仏神印名象徴大全より ---


YsGeecとサクラマスジギング

 近年、北海道から三陸までの各地にて盛り上がりを見せているサクラマスジギング。その発祥の地は、実は青森である。YsGeec founderは、1999年に青森の仲間に誘って頂いたのが最初のチャレンジであった。まだメソッドが確立しておらず、PEは3号、ジグも100g前後が主流であった。

 当時はホッケが、「絨毯」と呼ばれるほど豊富で、ビール瓶サイズも多数釣れた。(いっとき姿を消していたが、近年復活してきて喜ばしいことです)。根魚も豊富で、アイナメ、ソイ類や、13kgのマダラが釣れたこともある。これらの外道の誘惑?に負けず、いかにサクラマスにリーチするかで、試行錯誤していたのである。そして最初の1匹がようやく釣れたのは、それから5年後であった。

それから25年。メソッドも徐々に確立する中で、さらなる試行錯誤を続け、YsGeecがついに辿り着いた答が、Vajra バジュラなのである。

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